光合成モデルとなる多段電子移動系の構築を目指して,無機半導体層と色素分子を複合化したナノスケールの規則性と平滑性をもつハイブリッドLangmuir-Blodgett膜を作製している.無機層の層状構造による膜の安定化と半導体のバンドを介した電子伝達を行えるため,有機色素の配列制御と積層方向の電子移動が可能となる.半導体と色素の組み合わせにより,多段電子移動系の他,光センサー,光デバイスなどへの応用が期待される.