本研究会は、無機-有機複合物質はもちろんのこと、ナノ粒子、高分子、超分子系、錯体、酸化物、有機結晶などの化合物を利用し、材料の次元性を制御し、それに伴う、電子・光物性を制御することにフォーカスし、研究者が相互に交流できる研究会を企画しています。
現在の研究会の枠組みは、平成19年6月から平成24年5月まで活動した、日本化学会新領域研究グループ「低次元無機-有機複合系の光化学」を発展させる形で、平成24年3月に発足しました。本会の活動期間は、12年間にも及び、若手と呼ばれていた発起メンバーの先生方(「七人の侍」とも呼ばれたそうです)も業界トップのプレゼンスを築かれ、若い世代の入会により対象となる物質や機能も多様化してきました。こういった経緯もあり、2019年8月より役員が入れ替わり、井出が会長を務めることとなりました。新体制となり至らない点が多々あるかと思われますが、顧問・運営委員の先生方におかれましては、引き続き、厳しくも温かくご指導いただければ幸いです。会員の皆様におかれましても、引き続き研究会へ積極的なご参加と忌憚ないご意見を頂き、皆様にとって更に実りある研究会へ育てて下さることを、会を代表してお願い申し上げます。また、研究会に興味をお持ちの方がおられましたら、積極的に会が企画したイベントへ参加いただけると幸甚でございます。
物質・材料研究機構 MANA・グループリーダー 横浜国立大学 理工学府・教授 井出裕介
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